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収録カンペ

相続手続きで絶対にやってはいけない9つ

★=収録前に司法書士が確認する項目

話し終わったパートは右上の「済」を押すと薄くなります。

全体の流れ目標30〜32分

行を押すと、そのパートのカードに飛びます

  1. 0:000掴み放棄しても家は消えない。次の人に回るだけ
  2. 1:30前提前提講座3択・相続人の順番・登記・出口3つ
  3. 8:301もらわない≠放棄放棄は家庭裁判所だけ
  4. 10:3023か月四十九日で半分終わる
  5. 12:303先に片付ける触ったら放棄できない
  6. 15:004親戚に言わない母+伯父+いとこの共有に
  7. 17:305受理で安心お墨付きではない。記録は30年
  8. 19:306管理責任ゼロ放棄は清算人まで1セット
  9. 22:307預金ごと放棄預金がある家は相続して国庫帰属
  10. 25:008登記を放置3年以内。祖父名義は今すぐ数える
  11. 27:309認知症を待つ元気なうちに遺言・家族信託
  12. 30:00〆まとめ・CTAよりどころの無料相談へ

共通の設定

家族構成・遺産

  • 父が亡くなる
  • 母(鶴岡・実家に住んでいる)
  • 長男=笹岡役(仙台)
  • 長女(東京)
  • 預金2,000万円+実家

実家A(売れる家)

  • 鶴岡駅近
  • 売れば1,500万円

実家B(売れない家)

  • 農村部
  • 宅地1筆(家と作業小屋)+田2筆+畑1筆
  • 値段がつかない
  • 畑1筆は祖父名義のまま

掴み

0:00–1:30

一言で放棄しても家は消えない。次の順番の人に回るだけ

聞くこと笹岡

  • 「相続放棄すればいいんですよね」は正しい?
  • 放棄したら自分とは関係なくなる?

話してもらうこと司法書士

  • 売れない実家だと放棄が一番危ない選択になることがある
  • 放棄しても家は消えない。母や叔父・いとこに回る
  • 期限は3か月。その間に片付けただけで放棄できなくなることもある

出す数字

  • 3か月
  • やってはいけない9つ

売れない実家なら実家B

  • 相談の半分は値段がつかない家。毎回そっちの答えも聞く、と宣言

前提講座

1:30–8:30

一言で3択・相続人の順番・登記・手放す出口3つ

聞くこと笹岡

  • 相続はいつ始まる?名義を変えた時?
  • 相続人は誰がなる?
  • 相続登記って何?費用は?
  • 売れない家を手放す方法は?

話してもらうこと司法書士

  • 亡くなった瞬間に自動で始まる
  • 3択:単純承認(何もしないとこれ)/相続放棄/限定承認(ほぼ使わない)
  • 放棄の期限は知った時から3か月(熟慮期間)
  • 配偶者は常に相続人。子→親→兄弟姉妹(甥姪まで)
  • 放棄すると次の順位へ。通知は行かない
  • 相続登記は3年以内が義務 ★
  • 費用:登録免許税(評価額×0.4%)+戸籍+報酬
  • 出口3つ:譲る/国庫帰属/放棄+清算人

出す数字

  • 3か月
  • 登録免許税0.4%、実家Aで約3.5万円 ★
  • 100万円以下の土地は免税 ★
  • 国庫帰属:1筆1万4,000円+負担金20万円〜
  • 清算人の予納金:数十万〜100万円 ★

売れない実家なら実家B

  • 田畑は評価が低く、登録免許税がかからないことが多い ★
  • 放棄はゴールではない。清算人までが1セット

メモ

  • ホワイトボード3枚:3択と3か月/家系図/出口3つの比較表
  • 家系図は④で×を付けて使い回す

「何ももらわなかった=放棄した」と思い込む

8:30–10:30

一言で遺産分割で何ももらわないのは放棄ではない。放棄は家庭裁判所だけ

聞くこと笹岡

  • 実家は兄、預金は妹、僕は何ももらわない。これって放棄?
  • 何が違う?

話してもらうこと司法書士

  • 相談で一番多い勘違い
  • 放棄は家庭裁判所に申し立てて受理されたものだけ
  • 違い1:父の借金は法定相続分で請求される
  • 違い2:実家が問題を起こすと相続人として連絡が来る
  • 手続き自体は安い

出す数字

  • 収入印紙800円+切手+戸籍 ★
  • 書類作成の報酬 1人3〜5万円 ★

売れる実家なら実家A

  • 遺産分割で「実家Aは長男」と決めれば十分。放棄の理由はない

売れない実家なら実家B

  • 分け方と一緒に「誰が、いつまでに、どう手放すか」を協議書に書く
  • 長女も法律上は相続人のまま

3か月を「四十九日が済んでから」で過ごす

10:30–12:30

一言で四十九日で3か月の半分が終わる

聞くこと笹岡

  • 落ち着いてから考える、はダメ?
  • 3か月はいつから数える?
  • 間に合わない時は?
  • 借金や不動産はどう調べる?

話してもらうこと司法書士

  • 起点は「相続人になったと知った日」。子と配偶者はほぼ亡くなった日
  • 間に合わなければ熟慮期間の伸長を申し立てる ★
  • 借金:信用情報機関(CIC・JICC・全銀協)に開示請求
  • 不動産:市役所の名寄帳
  • 2026年2月〜所有不動産記録証明制度で全国まとめて ★

出す数字

  • 四十九日で残り1か月半
  • 伸長の申立て 印紙800円 ★

売れる実家なら実家A

  • 放棄の理由はないが、借金の有無だけは確かめる

売れない実家なら実家B

  • 実家Bしかない・借金もある家は、四十九日を待たずに動く
  • 迷ったら伸長で時間を買う

放棄する前に、実家を片付ける・売る・預金を使う

12:30–15:00

一言で放棄するなら財産に触らない。触ると単純承認

聞くこと笹岡

  • 放棄するつもりでも、片付けくらいはいい?
  • 葬儀費用は親の預金から払っていい?
  • どこまでならセーフ?

話してもらうこと司法書士

  • 危ない:家財の処分・売却、車を売る、預金を自分に使う、親の借金を親の預金で払う、解体、価値のある形見分け
  • セーフとされやすい:常識的な葬儀費用、価値のない形見、腐るもの・ブルーシートなどの保存行為 ★
  • 最後は裁判所が決める。迷ったら触らない
  • 自分のお金で払うのは単純承認にならない

出す数字

  • なし(線引きをフリップで)

売れる実家なら実家A

  • 放棄を迷っている間は片付け業者を入れない

売れない実家なら実家B

  • 一番危ない。先に片付け・解体すると放棄できなくなる
  • 放棄するなら片付けは清算人に任せる
  • 放棄しないなら領収書を残して片付ける(税理士回④)

自分だけ放棄して、親戚に言わない

15:00–17:30

一言で子が放棄すると、母+伯父+いとこの相続になる

聞くこと笹岡

  • 僕と妹が放棄したら、実家Bはどうなる?
  • 親戚には連絡が行く?
  • 伯父が認知症だったら?

話してもらうこと司法書士

  • 父の両親は他界→第3順位へ。相続人は母+伯父+いとこ
  • 法定相続分は母4分の3、父の兄弟側4分の1
  • 母が伯父・いとこと遺産を分けることになる
  • 次の順位に通知は行かない。知るのは市役所の手紙が来た時
  • 伯父が認知症なら放棄できず、家が宙ぶらりん(⑨へ)
  • 母が相続する前提なら、放棄より遺産分割で「全部母へ」

出す数字

  • 母3/4・父の兄弟側1/4
  • 預金2,000万円の4分の1=500万円が伯父・いとこへ

売れる実家なら実家A

  • 子が放棄する理由はほぼない。遺産分割で母に集める

売れない実家なら実家B

  • 放棄するなら、母と次の順位の親戚まで、放棄する前に連絡
  • 親戚まで全員が放棄すれば清算人へ進める

メモ

  • 家系図に×を付けて、相続人が移っていくのを見せる

「受理されたから終わり」と思う

17:30–19:30

一言で受理はお墨付きではない。記録は30年、土地は消えない

聞くこと笹岡

  • 「受理しました」の紙が届いたら安心?
  • 30年たつとどうなる?
  • 何を残しておけばいい?

話してもらうこと司法書士

  • 受理=受け付けて形式を確かめただけ。後で無効を争われることがある
  • 届くのは受理通知書。第三者に見せるのは受理証明書(別に請求)
  • 家裁の記録は30年 ★。借金は時効で消えるが土地は消えない
  • 子や孫の代で問題になった時、証明できないおそれ
  • 一番確実なのは清算人まで進めて登記簿に残すこと

出す数字

  • 受理証明書 1通150円 ★
  • 30年 ★

売れる実家なら実家A

  • 関係ない

売れない実家なら実家B

  • 受理証明書を最低3通:市役所の固定資産税担当/次の順位の親戚/自分の保管用
  • 権利証と同じ場所に保管、家族に「捨てるな」

「放棄すれば管理の責任もゼロ」と思う

19:30–22:30

一言で放棄はゴールではない。清算人までが1セット、100万円前後

聞くこと笹岡

  • 放棄したのに家の責任が残るって本当?
  • 仙台に住んでいて鍵だけ持っている場合は?
  • 放棄した後に税金の紙が来たら?
  • 全員が放棄したら、家はどうなる?いくらかかる?

話してもらうこと司法書士

  • 2023年4月の改正:義務が残るのは「放棄の時に現に占有していた人」だけ
  • 住んでも使ってもいない子には原則義務なし ★。鍵だけの場合は事情しだい ★
  • 母が住んでいて放棄するなら、母に引き渡すまでの義務が残る
  • 放棄後に固定資産税の納付書が来たら、受理証明書を出して市に伝える
  • 全員放棄→相続財産清算人の選任を申し立てる。放棄した人も申し立てられる ★
  • 清算人が処分し、登記簿に「亡○○相続財産」と入る→30年問題も消える
  • 賠償責任の争いは弁護士回で

出す数字

  • 予納金 数十万〜100万円 ★
  • 書類作成の報酬 十数万円 ★
  • 期間1年以上 ★

売れる実家なら実家A

  • 関係ない

売れない実家なら実家B

  • 「全員の放棄→清算人」を1セットで予算に入れる
  • 年20万円の放置コスト(税理士回①)を5年払うのと比べる

預金もあるのに、負動産のために全部放棄する

22:30–25:00

一言で預金がある家は、放棄ではなく「相続して、手放す」

聞くこと笹岡

  • 預金2,000万円は欲しい、実家Bだけいらない。どうする?
  • 国庫帰属だといくら?落ちる土地は?
  • 放棄しても受け取れるお金はある?

話してもらうこと司法書士

  • 放棄は全部か無しか。実家Bだけ放棄はできない
  • 遺産分割で実家Bを1人に寄せ、手放す費用は預金から、と協議書に
  • 国庫帰属が第一候補。土地だけ、建物は壊す
  • 落ちる土地:建物あり/抵当権/境界不明・隣と揉めている/通路/崖・大木・埋設物
  • 申請書は司法書士・弁護士・行政書士が作れる
  • 受取人指定の死亡保険金は放棄してももらえる ★

出す数字

  • 4筆×1万4,000円=5万6,000円
  • 負担金 原則1筆20万円、隣接地はまとめる特例 ★
  • 小屋の解体費 ◯◯万円 ★
  • 審査 半年〜1年 ★

売れる実家なら実家A

  • 手放すなら売る。空き家特例の期限は税理士回⑤

売れない実家なら実家B

  • 遺産が実家Bと借金だけ→放棄(+清算人)
  • 預金もある→相続して国庫帰属か譲渡
  • 決め手は「遺産の中身」

相続登記を「売る時でいい」と放置する

25:00–27:30

一言で3年以内が義務。祖父名義は放置するほど相続人が増える

聞くこと笹岡

  • 売れない実家Bは登記しなくても困らない?
  • 分け方が決まらない時は?
  • 祖父名義の土地があったら?
  • 小屋が未登記だったら?

話してもらうこと司法書士

  • 3年以内、過料10万円以下 ★。2024年3月以前の相続は2027年3月31日まで ★
  • 相続人申告登記:1人で届け出るだけで義務を果たせる。登録免許税なし ★
  • 祖父名義(数次相続)は相続人が十数人〜数十人。1筆のために全員のハンコ
  • 未登記建物は土地家屋調査士の表題登記から
  • 農地を相続したら農業委員会に届出 ★
  • 住所変更登記も2026年4月から義務 ★

出す数字

  • 3年以内・過料10万円
  • 2027年3月31日
  • 農地の届出 10か月以内 ★
  • 住所変更 2年以内・過料5万円 ★

売れる実家なら実家A

  • 売る前に相続登記が必要。登記と売却を一緒に進める
  • 費用は約3.5万円+報酬

売れない実家なら実家B

  • 一番放置されやすく、一番こじれる
  • 祖父名義の1筆があれば今のうちに相続人を数える
  • 国庫帰属も譲渡も、登記が済んでいないと始まらない

母の認知症を待ってしまう

27:30–30:00

一言で認知症になると放棄も売却も止まる。対策は元気なうちだけ

聞くこと笹岡

  • 相続人に認知症の人がいるとどうなる?
  • 母が認知症になったら、母名義の家は?
  • 成年後見って何?費用は?
  • 元気なうちに何をしておけばいい?

話してもらうこと司法書士

  • 認知症の人は自分で放棄も遺産分割もできない
  • 母名義の家は売れなくなる
  • 成年後見:母に不利な放棄はしない、自宅の売却には家裁の許可
  • 家族信託:母の家を長男に託して、認知症後も売れるように
  • 任意後見:母が自分で後見人を選んでおく
  • 遺言:「実家Bは長男に、費用は預金から」。二次相続で揉めない
  • 親が自分で買った土地は親の代では国庫帰属が使えない。祖父から相続した土地なら使える ★

出す数字

  • 専門職の後見人の報酬 月2〜3万円、一生続く ★
  • 家族信託の報酬 数十万円 ★
  • 自筆遺言の法務局保管 3,900円

売れる実家なら実家A

  • 母が元気なうちに売るか誰が相続するかを決め、家族信託か遺言で動かせるように
  • 親が売れば税金が軽い(税理士回②)

売れない実家なら実家B

  • 母・伯父の認知症で手続きが止まるのが一番高くつく
  • 母が元気なうちに遺言。伯父がいる家は親戚の状況も確かめる

まとめ・CTA

30:00–32:00

一言で売れる家は登記と3年目の年末。売れない家は放棄の前に「遺産の中身」と「次に回る人」

話してもらうこと司法書士

  • 9つを30秒で振り返る
  • 迷ったら3か月のうちに一度だけ専門家に聞く

笹岡が言うこと

  • どちらも、相続が起きる前に動くのが一番安い
  • 庄内に実家がある人は「庄内 空き家のよりどころ」で無料相談
  • 全国の人は概要欄の「相続放棄する前の5つのチェック」「相続人の順番の早見図」
  • 次回は弁護士回(放棄しても残る責任、兄妹で揉めた時の分け方)

★収録前に司法書士さんに確認すること

チェックはこの端末に保存されます

当日の持ち物・段取り

  • ホワイトボード3枚:3択と3か月/家系図/出口3つの比較表
  • 家系図は④で×を付けて使う(マーカー2色)
  • 実家A・Bの数字を書いた紙(預金500万円が伯父・いとこへ、放棄+清算人で100万円前後、国庫帰属は数十万円+解体費)
  • ③の「危ない/セーフ」の線引きフリップ1枚
  • 実家Bの映像(農地・作業小屋・祖父名義の畑)は事前に撮っておく
  • 各項目の終わりに「売れない家なら」を必ず聞く